特徴

公開日 2023年08月31日

更新日 2025年07月24日

ホームページとチャットボットの二重管理

自治体サイトのチャットボットの課題は、QAの内容を適切な状態に保つための管理です。
一般にチャットボットのシステムは、ホームページを管理するCMSとは別の独立したシステムです。

このためホームページの内容とは別にQAを作成し、チャットボットのシステムに登録します。
ホームページの内容とチャットボットのQAの内容は、似通っているにもかかわらず、それぞれ別に管理しなければなりません。

ホームページとチャットボットの連動

JoruriAgentではホームページの記事からチャットボットのQAを自動生成します。
ホームページのひとつの記事ページから複数のQAを生成し、記事ページが削除されると生成したQAも削除します。
QAはひとつの記事から生成するため、QAの回答に生成元の記事のURLを掲載しています。
回答の内容では不十分な場合は、元の記事を参照することができます。

CMSのXMLサイトマップによる更新確認

ホームページの記事の更新は、CMSが生成するXMLサイトマップを利用してチェックします。
毎日深夜1時にXMLサイトマップの更新を確認し、更新されている場合は古いXMLサイトマップとの差異を調べます。

新しく記事が追加された場合の処理

XMLサイトマップに記事ページが追加された場合、新しく記事が作成されたと判断します。
新しい記事が追加された場合、追加された記事の内容を取得します。
記事ページのヘッダー、フッター、サイドバーを除き、記事のタイトルと本文のみをQAの生成に使います。
また記事に設定されているカテゴリを取得し、そのカテゴリに生成したQAを分類します。

既存の記事が編集された場合の処理

記事のタイムスタンプが更新された場合、記事が編集されたと判断します。
記事のタイトルと本文が更新された場合、その記事から生成したQAをすべて削除し、QAを作成し直します。
記事のカテゴリが更新された場合、その記事から生成してQAのカテゴリを設定し直します。

既存の記事が削除された場合の処理

XMLサイトマップから記事ページがなくなった場合、記事が削除されたと判断します。
削除された記事から生成したQAをすべて削除します。

QAの生成方法

QAの生成は、大規模言語モデル(LLM)であるGoogle社のGeminiに、記事のタイトルと本文のみを入力します。
記事ページからヘッダー、フッター、サイドバーの情報は削除します。
また記事下部の署名も削除しています。
画像は代替テキストは利用しません。
表は表のタイトルと表中のテキストを利用します。

LLMに対するプロンプト

LLMには次の指示(プロンプト)を与えてQAを生成しています。
管理画面でこのプロンプトは変更することができます。

次に提示された内容からQAを作成してください。
ただし、質問に「この」や「その」のような代名詞を含めることは禁止です。
質問には具体的な名称を含めてください。
できれば3文以上の回答にしてください。
回答は読みやすくするために、句読点で必ず改行してください。
作成するQAは10個以下にしてください。

内容:
記事のタイトル
公開日
更新日
記事の本文

生成したQAの管理

生成したQAは、Joruri Agentのデータベースに格納し、管理画面で管理します。
生成したQAは、生成したタイミングで自動的に公開されます。

管理画面でQAを非公開に設定すると、そのQAは表示されなくなります。

手動での操作

生成されたQAをすべて確認してから公開したい場合は、記事の更新とQAの生成を管理画面から手操作で行います。
生成されたQAを確認して、個別に公開処理を行えます。

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